とても親しい友人Valerieが重い病に倒れ多額の治療費がかかることから、彼女のオーケストラによるファンドレイジングの為のコンサートが開催されました。応援に駆けつけた次第です。
会場入り口のポスターを見るや何か悲しくて胸が張り裂けそうになりました。どうか早く回復されますように。また彼女の輝くような笑顔が見たいと切に願います。
Aの音をオーケストラに与えるコンサートマスターのRoger。
こちらValerieの留守の間を預かる副指揮者でいらっしゃるの。私のホームコンサートにもいらして頂いたことがあるので会話もしたことがあるのですが、Valerieがクラシック寄りなのに対し彼はポップスの方に精通しているようです。指揮は指示がとてもわかりやすく曲にきちんと向かい合いオーケストラから音を引っ張り出そうという誠実さが端々まで感じられました。
(でも欠けてみて改めて気付かされたのはValerieの持つ大輪の花のような華やかな雰囲気と光を放つ眩しさ、カリスマ性でした。)
プログラムは少々のクラシック音楽も混ぜつつも多分にポップス寄りであれもこれもと沢山愉しませて頂きました。
本当はこの日、Valerieの指揮で私がショパンのピアノ協奏曲第1番を演奏する予定だったのでした。1月にはリハーサルスケジュール表と、ムスメも第2バイオリンで参加してみない?とパート譜まで送られ、楽しみにしていたのですが、2月始めに彼女の病気がわかり、以降の全てのリハーサルはキャンセル、私との共演は秋に延期ということになりました。そんなこともあり舞台を拝見しながら様々な思いも交錯。どうかValerieがすっかりお元気になられますように。そして秋には是非一緒に素敵なショパンを彼女と演奏したいな!