既に何度も足を運んでいるお馴染みのLAの美術館「LACMA」を訪れることに致しました。夏休みの間ににたっぷりと美術鑑賞を愉しむ1日を過ごすコトは10歳児の柔らかな心に栄養を与える上で必要不可欠ですわというのは建前で、本当は外は暑過ぎるので涼しい館内でゆっくり過ごしたかったから(=ナイショ)。
LACMAは建物全体が美術作品のような粋なデザインで居るだけでセンスが磨かれそうです。
エスカレーターも
エレベーターも。
。。。ここからは本当の美術作品。
どこからどこまでが美術作品なのか境目が無いようなのが実に良いですね。現実に引き戻されることが無いまま過ごせて。
触って
観て
笑って(American Cartoonの特別展もあったのでした。漫画もアートなのだわと改めて。「ポルシェの描き方」なんていうのもあって興味津々!スラスラと描けるように練習しようかしら。新しい特技に!?)。
ミニカーや鉄道模型が景気良く走り続ける作品はいつも人気。
オットも好きな空間のようですわ。
「ファッション」展示のコーナーではひそかに今年のハロウィンのコスチュームのアイディアを得ようかと企てるムスメでした。
そしてこの日は写真家のRobert Mapplethorpeの特別展にもお目にかかれました。
10年以上も前に日本で作品展を観て以来でしたが、人物を撮った作品において突き刺すかのように眼差しの力の強烈なのと、花を撮った作品での生命の一番輝く一瞬を抉り取ったような痛ましいまでの美しさは初めて観て以来鮮やかに焼き付いている印象そのままで、私は正直を申し上げて「写真」でこれほどの力で圧倒されたことはなく(「絵画」ではあったけれども)、好きとか嫌いとかいう次元を超えて自分が衝撃を与えられたアーティストだったということを再確認しました。
美術作品を浴びる程鑑賞すると自分の内側にエネルギーが満ちるよう(知らずインスパイアされているのかしら)!