クリスマスの音楽には傑作が多いですよね。
私はSan Francisco Catholic ChurchのChoirでソプラノを歌っており、クリスマスはイブの深夜ミサ(本当に深夜0時からミサが始まるのです!普段4:30AM起床の朝型生活のワタクシには実に冒険ですわ)とクリスマスの10:15AMの御ミサにて歌ったりピアノを弾いたり致します。
今年のクリスマスミサの楽曲の中でとりわけ気に入りの二曲が「Laudamus te」と「Noel We Sing」で、どちらもミサの始まる前の前奏として選ばれております。
「Laudamus te」はVivaldiの「Gloria」の3曲目に登場する、2声のソプラノとオーケストラによる速いテンポの壮麗な曲です。Music MinistrinのBrendaサマが「私、とっても好きで是非歌いたい曲があるの。Lica、伴奏してくれるかしら」と仕事としてご依頼してくださり「フム、一体どんな曲なのかしら?」と興味津々、You Tubeで聴くや否や「何て素敵なの」とたちまち曲に恋を。「やる、やる、弾きます。弾かせて。」とお返事したのでした。リクエストにより今まで自分の知らなかった魅力的な曲に出会いそれを新鮮な気持ちで勉強できるのってワクワクする刺激的なことだもの♪ 楽しいわ。
もうお一人のソプラノはとても声量がありしかも美声(つまり上手)のAmy。3人揃って合わせをしたところこの曲の良さがさらにわかり(加えて難しさも)、スコアを入念に勉強して満足の仕上がりにまで持って行きました。クリスマスには華麗にキメましょうぞ。
もう一曲の「Noel We Sing」は私は歌での参加で、伴奏は専属オルガニストAudleyによるオルガンです。
この曲、私の愛するDaquinのX.Noel "Grand Jeu et Duo"に後から別の方が歌詞を加えて合唱曲に仕立てたものなのでした。よく出来ていて違和感が全く無いの。アカペラになったりオルガンの凄いソロになったり変化にも富んでいるのが面白いのです。
Daquinによる原曲の方はオルガンで昔何度か弾いたことがあり、ヴィルトゥオーゾな弾き映えする曲で、なおかつ大変にチャーミングなところが得難い魅力。ピアノソロでも試してみたいと思いつつ今日に至ってしまったのですが今回久々にこの曲に接したお陰で、来年のクリスマスこそはこの曲にピアノソロで挑戦してみたいと本気で思うほど気持ちが盛り上がっているのでした。この曲はクリスマスの音楽の中で「私の大好きな曲Top10」に間違いなく入っている曲です☆