今日はPTNA(全日本ピアノ指導者協会)のコンペティションの福田靖子賞副賞で奨学金を得てOCへピアノコンチェルトでオーケストラとの共演にいらっしゃった古海行子(ふるみやすこ)さんの演奏会当日でありました。
足掛け2年、遂にこの日が♪
プログラム前半は軽めで聴きやすい曲が並びました。後半のメインである難曲コンチェルトに備えての策なのだわとコンチェルトへの期待も一層高まります。
行子さん、舞台に登場。白いドレスで爽やかに。
今夜のプログラム最後のラフマニノフの『パガニーニの主題による狂詩曲』がスタートしました。
圧巻の熱演で、音の粒立ちが綺麗で細かな音が清潔だなとつくづく感じ入りました。誠実な演奏にお人柄が滲みます。困難な場所でもコントロールを効かせられる冷静さも美点だと思います。
素晴らしい演奏が終了するやオーケストラの皆さんからも大喝采。
客席はスタンディングオベーション!
アンコールはストラヴィンスキーのエチュードでした。(アンコールも攻めの選曲。さすが我らのYasukoです。)
ロビーでお客様にご挨拶中の行子さん。「写真を一緒に!」とか「プログラムにサインしてください」の要望に笑顔でお応え。
ピアノの腕前が巧みな一方、素顔の素直で可愛らしい行子さん。普段は学校や他の演奏場所では整った環境で過ごされていると存じますが、今回はOCでタフさを試されるような大変なこともあった筈。でも決して動じず果敢に向かう強さは惚れ惚れする程で、今後が何て楽しみなピアニストでしょう。ずっと陰ながら応援したくなりました。