今年もピアノソロからホームコンサートシリーズを始めることに決め、今日がその当日だったのでございました。
(こちら、開演30分前になりゲストの方々がお見えになり始めた様子です。)
下記の曲目を演奏致しました。
〜Program〜
Couperin : Le rozeaux
: Le Rossignol-en-Amour
Ravel: Le tombeau de Couperin
Prélude
Fugue
Forlane
Rigaudon
Menuet
Toccata
Chopin: Piano Sonata No.3 in B minor, Op.58
1. Allegro maestoso
2. Scherzo: Molto vivace
3. Largo
4. Finale: Presto non tanto
クープランの粋で可愛らしい小品を弾いた後にラヴェルの「クープランの墓」につなげるプログラムはずっと以前に一度試みたことがあり、ホームコンサートでも合う並びだなと確信して組んでみました(そしてその作戦はやはり大成功♪)。
ラヴェルは、ドイツ留学時代やら帰国後にも演奏会やらで沢山弾いてきた得意曲だったのをとても久々に弾きました。改めて新しい発見が多々あり、弾き込んだ曲も少し時間を置くと冷静に客観視でき良いものなのだなと実感を致しました。
「OCの皆さんにRavelはひょっとして難しいかしらん?」などというのは全くの杞憂で、それはそれは真剣に聴いてくださり、ブラボーを叫びつつのスタンディングオベーションという非常に興奮に満ちた喜ばれ方をされ、次回に密かに企んでいるメシアンやプロコフィエフのプログラムもこれなら受け入れて頂けそう♪と我が愛おしいゲストの皆さんとの絆が深まったことを感じました。
その後に続けて弾いた(←今やスタミナにはかなり自信有り)ショパンのソナタ第3番に関しては、桐朋音大の学生だった頃に齧ったことがあったもののどうも納得いかぬまま通り過ぎてしまい、そのまま時は流れ。。。なぜかそれを今になって無性にやってみたくなり、真剣に取り組んでみたら今まで見えなかったものが勉強するほどにどんどん(無限に)楽譜から見えてくるではありませぬか。奥深い曲に怯むことなく細部まで向き合い、本番のその朝までまだまだ発見が尽きないのをどうにか消化し弾ききりました。この曲には演奏にまだまだ伸び代を感じもっと時間をかけたらさらに磨きをかけていけそうだわという期待も。
自分を追い込むようなプログラムを組み続けておりますが、「だって今頑張らなければ、一体いつやるのでしょう?」という半ば切羽詰まったような熱い想いに駆り立てられてのことなのです (私、今、人生で一番位に本気です)。
ゲストの皆さんも全力で応援してくださるし、室内楽の会で共演してくださるミュージシャンの皆さんも一緒に張り切って準備してくださるので励まされております。感謝を忘れたことはありません。
今年も7回、やってみようと思います。回を重ねているうちにどんどん成長していくことを目指しつつ!